あー、イライラする。ストレス溜まるわ~。
日常生活の中で、このような負の感情が沸きあがってくることは度々ありますよね?
- 仕事が忙しいとき
- 友人と意見が上手く合わないとき
- 上司に無理難題を押し付けられたとき
- パートナーが家事を全くしてくれないとき
などなど、負の感情が沸きあがる機会を挙げればキリがないです。
では、みなさんは負の感情が沸きあがってきたとき、どのような対処を試みますか?
・負の感情に気付かないふりをする。
・負の感情を無理やり抑え込む。
このような対処を試みる方もいるかと思いますが、実はこのような対処はかえって(負の)感情を強くしてしまうことが分かっているのです。
そこで今日は、『たった10秒程度で負の感情と距離を置く方法』というのをご紹介します。
感情と距離を置くためのテクニックを知ろう!
みなさんはACTというのをご存知ですか?
ACTはアクセプタンス&コミットメント・セラピーの略で、簡単に言えば、感情と距離を置くためのテクニックです。
非常に簡単にできる心理学のテクニックで、
- イライラしたとき
- ネガティブな感情に襲われたとき
- メンタルが落ち込みそうになったとき
などにオススメです!
このテクニックは、あらゆる感情と距離を置きたい際に使え、とりわけ、冒頭に挙げたような負の感情が沸きあがってきたときにぜひ使ってあげましょう。
以下、具体的な方法をご紹介していくので、感情に悩まされる方は覚えておいて実践してあげてください。
自分の感情をゆっくり口に出す
テクニックと言いましたが、やるべきことはこれだけです。
例えば、イライラしている時であれば、「いーらーいーらーすーるー」、上司にムカついている時であれば、「〇〇ムーカーつーくー」といった感じで、その感情を口に出してあげましょう。
ポイントは”ゆっくりと”口に出してあげることです。
一つ一つの文字に時間をかけ、自分の感情を言葉にしてあげてください。
このようにすることで、自分の感情を吐き出し終えるまでの間に、かなり心が落ち着いてきます。加えて、ゆっくり口に出すことで、息を吐き出すこともできるため、リラックス効果も期待できます。
というのも、人間は、息を吸うときに交感神経優位になって緊張し、息を吐くときに副交感神経優位になってリラックスするのです。
そのため、自然と吐く呼吸に重点が置かれるこの方法は、非常にオススメというわけです!
また、時間をかけて自分の感情を言葉にすることで、その感情自体がどうでもよく感じていきます。
この感覚こそが、感情と距離を置くということにつながるのです。
感情を抑えるのではなく表現する
現代人は様々な感情を感じながら生活していますが、多くの人は、負の感情については抑え込もうとしがちです。
しかし、実はそれは適切な対処法とは言えません。
冒頭でも話したように、かえってその感情を強くしてしまうため、抑え込むのではなく、自分の言葉で表現することが大切です。
とはいえ、普通に口に出すと、イライラが加速したり、気分が滅入ったりすることもあるので、”ゆっくりと”というのもポイントです。
家や会社、食事の場など、様々な場所で私たちは負の感情に襲われます。
そんなときは、一度席を立ち、トイレや外で自分の感情をゆっくり口に出してあげてください。
ぜひ自身の感情と上手に向き合い、自分の感情に振り回されることがないようにしましょう!