心身の不調を感じたとき、自律神経を整えようと試みる方は多いと思います。
しかしながら、
- 寝る前には瞑想を…
- これを食べると自律神経が整う
- 自律神経を整えるためにはこれをした方が良い
などといろいろ考えていると、逆に疲れてしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、原田賢氏の推奨する「自律神経を”足し算”ではなく、”引き算”で整える方法」というのをご紹介していきます。
自律神経を引き算で整える
自律神経を引き算で整えるというのは、自律神経を整えるために〇〇をするではなく、自律神経を乱す時間(習慣)を取り除いていくというものです。
ここでは自律神経を乱してしまう時間(習慣)を4つほど紹介するので、その中で取り除けるものを取り除いてみて下さい!
猫背の時間を引き算する
正しい姿勢をしているとき、背骨はS字のようなカーブを描いています。
一方で猫背のとき、背骨はC字のようなカーブを描いており、部分的に負担が強くかかってしまうため自律神経の症状に変化が現れてしまうのです。
自律神経を整えるために正しい姿勢を意識しようとするのももちろん大切なことですが、姿勢を歪ませてしまう時間を引き算するだけでも症状は緩和していくことが知られています。
具体的には、現代人に増えている
- デスクワークの時間
- スマホやパソコンの時間
- 椅子やソファに座っている時間
これらの時間を減らしてあげるように心がけましょう。
寝る前のスマホ時間を引き算する
自律神経を整えるためにお風呂上がりのストレッチや寝る前の瞑想が良いというのはよく聞く話だと思いますが、何も特別なことをする必要はありません。
寝る前のスマホ時間を引き算してあげるだけでも、自律神経の調子は整っていきます。
というのも、寝る前はリラックスモードである副交感神経優位が理想ですが、スマホを構ってしまうことで緊張モードである交感神経が優位になってしまいます。
これにより自律神経の乱れが生じるとともに、睡眠の質の低下にも繋がっていきます。
寝る前の交感神経優位な状態を取り除くだけでも、自律神経の状態は驚くほど回復していきます。
寝る直前までスマホを始めとする電子機器を構っている方は、一度距離を置いてみることをオススメします!
食事を引き算する
自律神経が乱れている人は内臓の働きが弱くなっている傾向が強いです。
〇〇を食べて自律神経を整えようというのももちろん良いですが、内臓を弱らせている原因を取り除いてあげるだけでも十分効果はありです。
具体的には、
- 糖分の過剰摂取
- 食事量の摂り過ぎ
- 高脂肪食の摂り過ぎ
- カフェインの摂り過ぎ
- アルコールの摂り過ぎ
- クスリやサプリメントの過剰摂取
などを取り除いてあげるようにしましょう。
とりわけ、カフェインは交感神経を優位にする働きがあり、緊張状態のときは逆効果となるので気を付けましょう。
悩む時間を引き算する
何かに悩んでいると、脳は緊張状態になり、交感神経優位な状態になっていきます。
そして、悩んでいる時間が長ければ長いほど交感神経は働き続け、自律神経の乱れは進んでいきます。
そのため、悩む時間を減らすことで、自律神経の乱れは解消の方向に進んでいきます。
具体的な方法としては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

まとめ
心身の調子が悪く、自律神経が乱れていると感じたら…
引き算で自律神経を整えてあげよう!
具体的には、
- 猫背の時間を引き算
- 夜寝る前のスマホ時間を引き算
- 食事を引き算
- 悩む時間を引き算
を行ってあげましょう。