質の高い睡眠と睡眠時間の確保は、私たちが心身の健康を保つためには必要不可欠です。
しかしながら、睡眠時間はともかく、質の高い睡眠ってどうすれば良いの?という方もいると思います。
そこで今回は、簡単に睡眠の質を上げる方法というのをご紹介していきます。
ずばり、その方法というのが、『寝る1時間前にキウイフルーツを食べる』というものです。
以下、詳しく解説していきます!
キウイと睡眠に関する台湾台北医科大学の研究

2011年に台湾台北医科大学が、キウイの摂取と睡眠の質に関する研究を行いました。
本研究では、何らかの睡眠不調を抱えている、20~55歳の女性22人と男性2人の24人を対象に、4週間にわたって、就寝の1時間前にキウイを2つずつ食べてもらいました。
この実験によって、どのような結果が得られたのか?
・寝付くまでの時間:35.4%短縮
・睡眠中の中途覚醒時間:28.9%短縮
・主観的な睡眠の質:42.4%改善
・睡眠効率:5.41%増加
・総睡眠時間:13.4%増加
このような結果が得られました。
この結果から、寝る前にキウイを食べることで睡眠時間が確保されるようになるとともに、睡眠の質(熟睡感等)が改善されるということが分かりました。
つまり、キウイが私たちの睡眠のあらゆる面に、プラスの効果をもたらしてくれることが分かったのです。
なぜキウイが睡眠の質を高めてくれるの?

さて、ここでは、キウイが私たちの睡眠の質を高めてくれる理由について解説します。
上で紹介した研究において、キウイの何の成分が、私たちの睡眠にプラスの影響を与えたのかは不明確です。
しかしながら、キウイにたくさん含まれている抗酸化物質とセロトニンが好影響を与えたのでは?という推測はなされています。
事実、睡眠不足と抗酸化レベルの低下が関連していることは多くの研究で知られていますし、抗酸化システムの活性化が睡眠物質の産生を促すことも分かっています。
その他、抗酸化ビタミンCが、睡眠時無呼吸に関連する心血管疾患の治療に有効であることも、研究により報告されています。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンについてもストレス状態の改善やリラックス効果が得られ、睡眠にプラスの影響をもたらしてくれます。
また、セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの材料にもなるので、睡眠の質向上が期待できます。
以上をまとめると、キウイは抗酸化物質とセロトニンが豊富に含まれており、これらが睡眠物質(ホルモン)の促進やストレス状態の調節を行い、睡眠の質を上げてくれるのでは?と考察できます。
キウイを食べる際の注意点

さて、キウイを食べる際の注意点ですが、
- キウイは「夜」に食べる。
- 大量に食べ過ぎない。
この2点には十分気を付けましょう。
まず、食べるタイミングについてですが、日中の太陽の光を浴びる時間帯は避けることをオススメします。
というのも、キウイにはソレランという物質が入っており、朝や昼に食べると、紫外線の影響でシミになりやすくなってしまいます。
睡眠の効果も考えると、やはり『寝る1時間前』に食べるというのをオススメします。
次に、量ですが、大量に食べることはオススメしません。
キウイには、今回紹介した睡眠の効果以外にも
- 美肌効果
- 便秘改善効果
- むくみ改善効果
- アンチエイジング効果
などのたくさんの嬉しい効果があります。
しかしながら、食べ過ぎると、下痢や肝臓への負担などの悪影響が身体に現れてしまいます。
そのため、1個~2個程度を目安に摂取してあげることをオススメします。
キウイは、寝る1時間前に1~2個食べてあげるようにしましょう!
寝る1時間前にキウイを食べよう!
多くのスーパーに置いてあるキウイフルーツ。
ぜひ、寝る前に食べてあげることで、睡眠の質アップを目指しましょう。
値段も比較的安価なうえに、睡眠の質アップ以外にもたくさんの嬉しい効果があるので、オススメですよ!
なお、キウイにはグリーンキウイとゴールドキウイの2種類がありますが、睡眠の質アップに関してはどちらでもOKです。
・グリーンキウイ⇒健康系の効果強め
・ゴールドキウイ⇒美容系の効果強め
なので、どちらを重視したいかと、お好みの味で選んであげてください!
⇓睡眠に関してはこちらの記事も参照ください!
