水上颯さんの『東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣』についての書評記事を書いていきます。
多方面で活躍される東大クイズ王の水上颯さん、その名前は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな水上颯さんの初の著書となる『頭を鍛える5つの習慣』。
この本を読めば新しい価値観に出会えること間違いなしですよ!
個人的評価
・読みやすさ:☆☆☆☆☆
・興味深さ:☆☆☆☆☆
・オリジナル性:☆☆☆☆☆
・再読したい:☆☆☆☆☆
・知識:☆☆☆☆☆
総合評価:S
※あくまで個人的評価です。
総合評価についてはS~Dまでで評価しています
内容
〇目次
はじめに
1章 勉強の習慣「効率を最大化する6つの方法」
2章 読書の習慣「考える力がつく6つの習慣」
3章 記憶の習慣「どんどん頭に入る8つの方法」
4章 時間の習慣「人生のムダをなくす7つの方法」
5章 アウトプットの習慣「学びを成果につなげる5つの方法」
特別付録 水上颯をつくった10冊
おわりに
>勉強は、少しでも「〇〇できる」方法で
>読書は、「一冊ごとに〇〇〇〇」を変える
>記憶は、「〇〇〇を見つける」と強くなる
>時間は、自分が「〇〇になれる」ものに使う
>アウトプットは、「〇〇〇〇」を意識する
思考の生産性がみるみる上がる
「 知的生産」実践法!
感想
この本を簡潔にまとめるなら、「新しい価値観を見せてくれる一冊」といった感じだと思います。
東大No.1頭脳の呼び声も名高い水上颯さん。
そんな水上颯さんが実践する「思考の生産性を上げるための習慣」がまとめられた本書ですが、僕自身、今まで感じたことのなかった価値観をたくさん知ることができました。
東大生や頭の良い人ってどんなことを考えているの?
普段の生活の中でどんなことを意識しているの?
こういったことを知りたい方・興味がある方には持って来いの一冊です。
ここからは各章ごとに僕が特に共感した部分や感銘を受けた部分をご紹介していきます。
〇勉強編より
「常識に縛られずに勉強法を探る」
僕自身、共感の嵐でしたね(笑)
水上颯さんは本書でノートを取るのをやめたと話しておられましたが、僕自身も中・高と一切板書を取ってきませんでした。
これは板書どうこうというより、「自分に板書が向いていない」と判断したからです。
綺麗にノートをまとめてそれを見返して勉強するのが向いている人もいれば、裏紙やルーズリーフに殴り書きしながら勉強するのが向いている僕のようなタイプの人間もいます。
そんな中で、板書(ノート)を取る=常識などといったつまらない固定観念に縛られて、自分の成長に歯止めをかけるのはもったいないです。
ぜひ常識に縛られることなく、自分に合った勉強法を探っていきましょう!
〇読書編より
「読んで損な本などない」
水上颯さんは、本書である一冊の本を読んだら、次は別のジャンルの一冊を読むようにしていると仰っていました。
僕自身はどちらかと言えば、特定のジャンル、特定の作家さんの本ばかりを読んでしまうので、これは僕にはなかった価値観でした。
読んで損な本などなく、どんな本にも必ず何か新しい発見がある。そして、いろいろなジャンルの本を読むことで、新しい世界観が広がっていく。
これらの言葉を受け、これからはもっと多方面のジャンルの本に挑戦してみたいなと思いました。
〇時間編より
「すきま時間は減らすのではなく、生かす」
誰しもが多かれ少なかれ持っているすきま時間。
時間を有効活用しようとして、このすきま時間自体を減らそうとすると、かえってストレスを増やしてしまう可能性が…
だからこそ、水上颯さんはすきま時間を減らすのではなく、生かす方向で考えるのだそうです。
数分のすきま時間ならスマホアプリを用いた勉強を、数十分のすきま時間なら読書をなどと決めておくと、すきま時間を無駄にしなくて済みます。
何よりこの方法なら想定外のすきま時間の発生にも上手に対応でき、ストレスを抱えることなく時間を有効活用してあげられます。
その他にも水上颯さんのたくさんの「知的生活」実践法がまとめられており、非常にためになりました。
「天才」という言葉は好きじゃない
「習慣」で僕はここまできた
水上颯さん自身が言われるこの言葉の通り、私たちが「天才」だと思っている人の多くは習慣(努力)によって出来上がっています。
そんな彼らの習慣を少し覗いてみませんか?
最後に、本書をオススメしたい人を紹介して終わろうと思います。
〇本書をオススメしたい人
・東大生や頭の良い人の思考に興味がある方
・天才と呼ばれる人の習慣を知りたい方
・新しい価値観や世界観に触れたい方
このような人はぜひ本書を手に取って読んでみてください。