みなさん、こんにちは。すばるです!
突然ですが、みなさんはこの時期、頭が痛いと感じることはありませんか?
夏のこの時期というのは、様々な理由が原因で頭痛が生じてしまうことがあります。
- 冷房による冷えすぎ
- 高温多湿による脱水
- 強い日差し、紫外線
などなど
頭痛が生じた際に大切なことは、その頭痛の種類をしっかり見極めてあげることです。
というのも、Aの頭痛で有効な対処法が、Bの頭痛では悪化させる原因になることもあるからです。
今日は頭痛の種類を以下の5種類に分類し、それぞれの特徴と共に対処法、NG行動をご紹介していこうと思います。
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛
- 熱中症による頭痛
- 夏バテによる頭痛
1~3は慢性頭痛と呼ばれるもので、4、5はこの時期特有の頭痛です。
なお、自分は慢性頭痛ではないと思い込んでいる方も、実は慢性頭痛持ちで、この時期に頭痛が現れるということも十分考えられます。
日本人のうち、約4000万人が慢性頭痛を有していると言われているため、自身が慢性頭痛持ちであることも十分に考えられます。
※上で挙げた1~5の頭痛はあくまでこの時期に最も考えられる頭痛の一覧です。
以下で詳しく特徴を説明していきますが、どのタイプにも当てはまらない異常な痛みを有する頭痛の場合は、すぐに病院に行きましょう。
それぞれの頭痛の特徴について
ここでは、1~5のそれぞれの頭痛の特徴について紹介していきます。
まずは、自分の頭痛がどのタイプの頭痛かをしっかり見極めていきましょう。
①片頭痛の特徴
日常生活に支障をきたすレベルの頭痛です。
頭の片側または両側にズキンズキンと脈を打つような強い痛みが現れるのが特徴です。
何らかの理由で脳の血管が拡張することで、周囲の三叉神経が刺激され起きます。
きっかけは、
- ストレス
- 肩こり
- 高温多湿による脱水
- 寝すぎ、寝不足
など様々な理由が考えられます。
また、学校や仕事から解放された週末、長期休み等に起こることも良くあります。
②緊張型頭痛の特徴
名前の通り心身の緊張から起こる頭痛で、日常生活に支障をきたすレベルの頭痛ではありません。
頭全体が締め付けられるようなずっしりと重い痛みが現れるのが特徴です。
日常生活に支障をきたすレベルの頭痛ではないことから、慢性頭痛の自覚がない方は緊張型頭痛である場合が多いです。
首や肩回りといった頭周りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、血管内に痛み物質が発生して神経を刺激することで起きます。
この頭痛が現れやすい人としては、
- 冷房による冷え過ぎ
- 長時間同じ姿勢(デスクワーク)
- 長時間のパソコン使用
などが考えらえます。
③群発頭痛の特徴
耐え難い痛みが周期的に起きる頭痛です。
片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みが1~2ヶ月間集中して、ほぼ毎日同じ時間帯に現れるのが特徴です。
慢性頭痛の中では、最も症状がひどく、見分けがつきやすい頭痛です。
頭痛が起こるメカニズムは、片頭痛に似ています。
脳の奥の太い血管が拡張して周囲に炎症が起き、三叉神経を刺激して痛みが現れます。
④熱中症による頭痛の特徴
長時間暑い場所にいたとき、特に何らかの作業をしていたときなどに突発的に起きるのがこの頭痛です。
熱中症の中程度の症状のため、めまい、ふらつき、吐き気なども一緒に症状として現れやすいです。
慢性頭痛とは異なり、誰しもが突然体験し得る頭痛であり、1~5の頭痛の中では最も命の危険を伴う頭痛です。
✅汗が異常に出る。
✅逆に汗が全くでない。
✅水分補給をし続けないと落ち着かない。
これらの症状が現れているときは、この頭痛が現れやすい状態です。
十分注意をしていきましょう!
※なお、熱中症の他の症状が引いたあとも数日頭痛が続くことがあります。
⑤夏バテによる頭痛の特徴
夏の暑さとジメジメとした湿気から起こる夏バテ。
夏バテの代表的な症状としては、
- カラダがだるい
- やる気が出ない
- 食欲不振
- 便秘・下痢
- めまい・立ち眩み
- 頭痛
などが挙げられます。
これらの症状とセットで頭痛が現れたときは夏バテによる頭痛と判断して良いでしょう。
夏に起きる点としては、熱中症による頭痛に近いものがありますが、熱中症による頭痛に比べて長期間にわたって緩い頭痛が続きやすいです。
夏バテの際は、体のだるさから寝すぎとなることが多いです。
そのため、自律神経のうち、体をリラックスさせる副交感神経が過度に働くことで、血管拡張が起きてしまいます。
これがとりわけ、頭痛を生じさせる原因となるのです。
それぞれの頭痛の対処法・NG行動について
さて、自身の頭痛のタイプが分かったら、それぞれに合った頭痛の対処法をしていきましょう。
特に、NG行動についてはしっかりと認識し、悪化させることのないように気をつけましょう。
①片頭痛の対処法・NG行動について
体を動かす、光や音の刺激を受ける、これらによって痛みが助長されます。
そのため、静かな暗い部屋で安静を保つのが基本です。
また、こめかみの脈打つ部分を冷却シートや冷えたペットボトル等で冷やすことで、痛みの緩和が図られます。
その他、コーヒーやお茶に含まれるカフェインを早期に摂取することで、痛みの緩和が図られます。
これはカフェインに血管収縮作用があり、片頭痛の原因である血管の拡張に効くからです。
なお、過剰なカフェイン摂取は逆に頭痛を引き起こすことになるので、やめましょう。
片頭痛時のNG行動としては、入浴、マッサージなどの体を温める、血管を拡張させる行動です。
片頭痛時は温めるではなく、冷やすが大切です!
②緊張型頭痛の対処法・NG行動について
緊張型頭痛は、心身にストレスが溜まっていることが考えられるため、まずは自分に合ったストレス発散をしましょう!
そのうえで、頭周りの筋肉(首や肩の筋肉)の緊張を解いてあげ、血流を良くしていきましょう
具体的には、
- 軽い運動
- ストレッチ
- 入浴
- 蒸しタオル
などがオススメです。
片頭痛とは違い、冷やすではなく、温めるに意識を向けていきましょう!
また、常日頃から長時間同じ姿勢をとらないことを意識するのが大切です。
定期的に立ち上がって体を動かすことで、予防につながり、痛みも徐々に緩和していきます。
③群発頭痛の対処法・NG行動について
群発頭痛の際は、自力での対処は難しいので、病院に行って専用の痛み止め等をもらいましょう。
ここでは、群発期に気を付けるべきことを紹介しておきます。
- 群発期は飲酒を避ける。
- 群発期は禁煙
- 規則正しい睡眠時間と昼寝をし過ぎない。
この3点は特に注意しておきましょう。
痛みの現れる時間を一定に保つことで、しっかりと対処の準備をして、頭痛の現れに備えていきましょう!
④熱中症による頭痛の対処法・NG行動について
熱中症による頭痛の対処法=熱中症の対処法と思ってもらえれば基本的にOKです。
涼しいところに移動し、
- 体内の熱の放出
- 水分と塩分の同時補給
を心がけていきましょう!
なお、熱中症の頭痛時に頭痛薬の使用はNGです。
熱中症時に頭痛薬を飲むと、腎臓に大きなダメージを与えてしまい危険です。
必ず頭痛薬の使用はやめましょう!
また、片頭痛の対処法で挙げたカフェインの摂取も、脱水を助長する恐れがあるので、NG行動です。
⑤夏バテによる頭痛の対処法・NG行動について
夏バテによる頭痛も熱中症による頭痛と同様に、根本にある夏バテを解消していく必要があります。
夏バテ解消には、やはり食事・睡眠・運動に目を向けていく必要があります。
食事の面では、バランスの良い食事、特にビタミン類を多く取ることを意識していきましょう。
十分な栄養を取ることで疲労回復が見込めます。
また、この時期は冷たいものばかり摂りがちですが、これらは胃腸不良や自律神経の乱れの原因になります。
これは夏バテの最大の敵とも言える食欲不振につながるので、冷たい食べ物、飲み物はほどほどに抑えましょう。
睡眠については、夜更かしすることなく早めの睡眠を心がけ、体のリズムを取り戻していきましょう。
また、夏バテの際は1日中ごろごろ寝るのではなく、昼寝といった形で睡眠を補っていくようにしましょう。
運動については、体のだるさからやる気が起きない方も多いと思います。
まずは、お風呂上がりのストレッチから始めていきましょう。
体が徐々に慣れてきたら、涼しい時間帯に散歩などを取り入れていくと良いと思います。
運動は、睡眠の質アップ、食欲不振の改善につながっていきます。
最後に
それぞれの頭痛の特徴と対処法、NG行動について紹介してきました。
自分の頭痛に合った正しい対処法を心がけていくとともに、誤った対処をしないよう十分に気を付けましょう!
特に、片頭痛と緊張型頭痛では、温めると冷やすといった真反対の対処法及びNG行動となっています。
そのため、きちんと自分の頭痛のタイプを見極めることが大切です。
自分の頭痛のタイプに自信がない方は、1度病院を受診してみるのが良いと思います。
頭痛がひどくなる前に改善していきましょう!