突然ですが、みなさんは布団でダラダラと時間を過ごしていませんか?
僕は、平日の朝はスパッと起きるように心がけているのですが、休日の朝はついつい布団の中でスマホを見たりしてダラダラと過ごしてしまうことがあります。
しかし、実はこの布団でダラダラと過ごす行為は、体に多くの悪影響を及ぼすことが明らかになっています。
今回は、布団でダラダラと過ごした際に起こる悲劇の数々をご紹介していきたいと思います。
メンタリストのDaiGoさんもこちらの動画で言及しておられます。
布団でダラダラした日に起こる10の悲劇
寝過ぎも実は体に良くない
睡眠不足が体に良くないというのは多くの方がご存知だと思いますが、 寝過ぎも体に良くないことが知られています。
10時間以上寝る人と4時間程度の睡眠の人では、同じくらいまたは前者の方が体に悪いというデータが出ています。
特に、休日に疲れているからとダラダラ布団で過ごす方は注意が必要です。
※ロングスリーパーの方は、10時間以上の長時間睡眠も問題ありません。
病気のリスクが跳ね上がる
布団でダラダラと過ごすことで、ガン・糖尿病・心臓疾患・脳卒中などのリスクが高まります。
・6~8時間の睡眠時間を取り、布団の中でもゴロゴロしない人が早死のリスクが減る。
・9時間以上の睡眠時間で、ガン・糖尿病・心臓疾患でリスクが上がる。
これらが多くの睡眠時間と人間の寿命に関する文献やデータから明らかになっています。
加えて、布団でダラダラと過ごすことで、脳の血管が詰まりやすくなり、脳卒中のリスクが高まります。
とりわけ、現代人は歩き回る機会が減少しているので、血行が悪くなりがちです。
普段から歩く機会が少なく、布団でダラダラと過ごしている方は、特に気をつけましょう!
メンタル面の悪影響
短期的にみるとそこまで問題はないのですが、長期的にみるとメンタル面に多くの悪影響を及ぼします。
まず、朝、布団の中でダラダラと過ごすということは、朝日を浴びる機会を失うということです。
そのため、メンタル面に良い影響をもたらしてくれるセロトニンの分泌を止めてしまうことになります。
その他にも、健康的な若者がいつもより2時間多く寝ると体内の炎症レベルが上がる、うつ傾向が高まるというデータもあります。
体内の炎症レベルが上がることで、抗ストレスホルモンが過剰に働くことになるため、ストレス耐性が弱まることにもなります。
また、体内時計が狂ったり、睡眠の質が低下したりしてしまうこともメンタル面に悪影響を与えてしまいます。
このように、布団でダラダラは様々な部分でメンタル面に悪影響を与えてしまいます。
「長時間寝てもやる気が出ない・気分が乗らない」と悩む方は、もしかしたら、長時間布団でダラダラと過ごしていることこそが問題なのかもしれません。
そのため、長時間布団でダラダラと過ごすよりは、朝、外に出て軽く運動してみるのも良いかもしれません。

睡眠の質の大幅低下
上のメンタル面への悪影響のとこでも少し触れましたが、布団でダラダラと過ごすことは睡眠の質を大幅に低下させることになります。
睡眠の質の低下は、当然心身に多くの悪影響を及ぼしてしまうため注意が必要です。
なお、布団でダラダラと過ごすことが睡眠の質を大幅に低下させてしまうのは
- 布団を寝る場所と認識できなくなる。
- 体内時計の乱れ
この2つが主な理由です。
1、布団を寝る場所と認識できなくなる。
朝、布団の中でダラダラとスマホを構っていると、私たちの脳は「布団=寝る場所」と認識しなくなります。
すると、夜に寝付こうとしてもなかなか寝付けなくなり、結果として睡眠の質が低下していきます。
私たちが、普段ぐっすりと寝ることができるのは、「布団=寝る場所」としっかり認識できているからです。
そのため、いつもの布団じゃない(ホテルの布団など)とうまく眠れないという方もたくさんいますよね。
「布団=寝る場所」の認識を持つためにも、布団の中でのダラダラスマホはできるだけ避けていきましょう!
2、体内時計の乱れ
私たちの体内時計は朝日を浴びることでリセットされますが、朝、布団でダラダラと過ごして朝日を浴びずにいると、この体内時計のリセットがうまくできなくなってしまいます。
そして、これにより正常にホルモン分泌がなされなくなってしまいます。
このホルモンの中には、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンやメラトニンの材料となるセロトニンも含まれます。
つまり、朝日を浴びないことは睡眠ホルモン分泌の減少を意味し、結果として睡眠の質の低下につながっていくのです。
まとめ
布団でダラダラと過ごしてしまうと…
- 病気のリスクの大幅増加
- メンタル面の悪影響
- 体内の炎症レベルの上昇
- うつ傾向の高まり
- 睡眠の質の低下
このような悲劇があなたの心身を襲います。
休日の朝はついつい布団でダラダラとしてしまいがち。
そんな人も、普段の起床時間+2時間以内に起きて活動をすることが、長期的に健康でいるためには良いでしょう。
また、休日に寝だめをしなくて済むように、日頃から睡眠時間及び睡眠の質には注意を向けていきましょう!