みなさん、こんにちは。すばるです!
突然ですが、みなさんは単純接触効果(ザイオンス効果)をご存知ですか?
単純接触効果とは、同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果のことです。
1968年に、アメリカの心理学者であるロバート・ザイオンスが広めたことから、一般にはザイオンス効果、ザイアンス効果と呼ばれます。
単純接触効果は日本語での呼び方ですね。
心理学用語の中ではかなり有名な単純接触効果。
今日はこの単純接触効果が使われている例や単純接触効果の活用術についてお話していきたいと思います。
〇この記事を特に読んでほしい方
・心理学に興味を持っている方
・仕事の商談を成功させたい方
・恋愛で使える心理学を知りたい方
・SNS(twitter)で周りに自分を印象付けたい方
単純接触効果の例
私たちの身の回りで単純接触効果がよく使われているのは、テレビやYouTubeのCMです。
テレビやYouTubeを見ない人を除いて、私たちは間違いなくほぼ毎日、何らかのCMを目にしています。
そして、同じCMを繰り返し見る中で、私たちの脳にはそのCMが強く印象付けられるのです。
みなさんも、気付けばCMのワンフレーズを口ずさんだり、ついついよく見るCMの商品をチェックしたりしたことはありませんか?
これが単純接触効果です。
通常、テレビのCMであれば15秒程度、YouTubeのCMであれば5秒程度(スキップを考慮すると)で終わってしまいます。
CM製作者側からすれば、この短時間で視聴者に好印象を与えるのはかなり難しいです。
だからこそCMというのは、短期間で繰り返し放送することで、私たち視聴者に好印象を持ってもらうことを狙っているのです。
また、一般には、時間を長々とかけるよりも、頻度を増やした方が人の印象に残るとされています。
これは人間の集中力的な問題もあります。
このように考えると、時間ではなく頻度を重視したテレビやYouTubeのCMは、単純接触効果の代表例と言えますね。
単純接触効果の活用術
さて、単純接触効果の活用術として、
- 人間関係(仕事や恋愛)での活用術
- SNS(twitter)での活用術
この2つについて、詳しくご紹介していきます。
人間関係での単純接触効果活用術
人間関係、特に仕事や恋愛においてうまく関係を築きたい際に、単純接触効果は非常に有効です。
仕事や恋愛での単純接触効果活用術として1番大切なことは、相手(取引先の人や気になる人)に自分の存在をしっかり認識してもらうことです。
ポイントは自分が相手を見かけた回数ではなく、相手に自分を認識してもらえた回数です。
というのも、自分が相手をたくさん見かけただけでは、自分⇒相手の単純接触効果は上がりますが、相手⇒自分の単純接触効果は全く得られません。
だからこそ、相手に自分の存在をしっかり認識してもらうことは非常に大切です。
そのためにも、
- 短期間で会う頻度を増やす。
- あいさつを毎回する。
この2点に特に注意を向けていきましょう!
1については、特に、仕事の取引先相手に対して有効です。
上の例の際にも話したように、一回に時間をかけるよりも頻度を増やした方が、相手側の印象には残りやすいです。
取引先相手との商談に関しても、一回で時間をかけて行うよりも、頻繁に足を運んで行う方が心理学的には成功しやすいです。
2については、特に、恋愛において有効です。
あいさつであれば、不自然なく相手に話しかけられ、相手に認識してもらうことが可能です。
おはようのあいさつを毎日繰り返すだけでも、相手の警戒レベルを引き下げ、心理的距離を縮めることができます。
共通の話題を見つけるのが難しい方は、あいさつからスタートしてみるのも良いかもしれませんね。
SNSでの単純接触効果活用術
SNS、特に僕もやっているtwitterにおいての単純接触効果活用術をご紹介していきます。
ポイントとしては、
- 特定のツイートのツイート時間固定
- ツイートは連投せずばらつかせる。
この2点です。
1については、あいさつツイートやその日の報告ツイートなどの毎日行うツイートの時間を固定するというものです。
これは単純接触効果を活用する際に非常に有効です。
というのも、私たちがツイートを見る時間というのは、だいたい同じ時間であることが多いです。
起きてすぐや通勤中、昼休憩の際などなど。
だからこそ、ツイート時間を固定することで、毎日同じ人に自分のツイートを見てもらえる可能性が高まります。
僕自身もそうなのですが、毎日見かけるおはようツイートについては非常に親近感がわきます。
みなさんもこのような経験、あるのではないでしょうか?
ぜひ、あいさつツイートや報告系のツイートは時間を固定し、単純接触効果を高めていきましょう!
2については、時間よりも頻度という点で非常に有効です。
ツイートを連投すると、特定の人(あなたの連投に気付いた人)に多くの量の情報を発信することは可能です。
しかし、1で話したようにツイートを見る時間は人それぞれです。
・Aさんにはたくさん見られるけど、Bさんには全く見られない。
・Aさんもあなたのツイートに気付くのは1日置き。
こういった事態になりかねません。
それよりはツイート時間をばらつかせ、
- 多くの人の目に触れるようにする。
- 高頻度で見られるようにする。
このようにした方が、見る側の印象には残ります。
学校や仕事の関係でツイートをばらつかせるのが難しい方は、予約投稿の活用もオススメです。
まとめ
単純接触効果とは…
同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果。
⇒自分が対象に対して興味を持つようになるとともに、相手からの警戒心が薄れ、心理的距離が縮まる。
知らない人からよく知っている人に!
〇単純接触効果が使われている例
テレビやYouTubeのCM
⇒短期間で集中的に見ることで、商品等への興味アップ!
〇単純接触効果の活用術
1、人間関係(仕事や恋愛)での活用
ポイント:相手に自分の存在をしっかり認識してもらう
- 短期間で会う頻度を増やす。
⇒時間より頻度を重視! - あいさつを毎回する。
⇒相手からの警戒レベルの引き下げ。
2、SNS(twitter)での活用
- 特定のツイートのツイート時間固定
⇒毎日、同じ人にツイートを見てもらう。 - ツイートは連投せずばらつかせる。
⇒多くの人に高頻度でツイートを見てもらう。
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