みなさん、こんにちは。すばるです!
先日、メンタリストであるDaiGoさんのYouTubeチャンネルを見ていたところ、興味深い内容の動画がありました。
今日はそちらの動画(↓)の内容をメインに、補足を加えながら記事にさせてもらおうと思います。
朝やるだけで一日の無気力と憂鬱を改善する方法
動画で紹介されている内容としては、朝に20分程度の運動をするだけで、その日一日の無気力や憂鬱さが改善されていくというものです。
こちらの動画が興味深いと思ったのは、
- 短時間で気分を改善できる!
- 習慣化しなくても効果あり!
という内容だった点です。
短時間でできて、その日限りでも気分改善に効果があるというのは、非常に興味深かったので、みなさんにも紹介していきたいと思います。
運動は幸福度を増してくれる!
ハーバード大学のタル・ベン・シャハ—さんによると、運動しないことは鬱になるための薬を飲んでいるのと同じようなものであるそうです。
つまり、そのくらい運動というのは、精神的な面においても大切であるということです。
では、どのくらい運動すれば無気力、憂鬱さが改善され、幸福度は増すのか?
こちらについては、イリノイ大学の研究で明らかになっています。
子どもを対象にした実験ですが、20分程度の軽い運動(ウォーキング)をするだけでも、脳の活動が向上し、感じる幸福度も高くなるというのが分かったそうです。
つまり、部活のような激しい運動や数時間に及ぶ運動の必要はなく、20分程度の軽い運動で精神面に良い影響を与えてくれるというわけです。
なお、後程詳しく話しますが、運動は太陽光を浴びながら行えるものが特にオススメです。
比較的簡単にできるものとしては、家の周りの散歩や太陽光を浴びながらのラジオ体操・ストレッチなどです。
以下、運動が脳に良い(幸福度を増してくれる)とされる理由を解説していきます。
①脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌
20分の運動によって、脳由来神経栄養因子(BDNF)と呼ばれる物質が分泌されます。
これは、脳にとっての栄養で脳を育てるための物質です。
脳由来神経栄養因子(BDNF)が分泌されることで、脳は成長しやすくなります。
そのため、新しいものを学びやすくなったり、ストレスに強くなったりすることができます。
運動をすることは生産性のアップにつながるとともに、ストレス耐性の強化といった効果も期待できます。
②ドーパミン・ノルアドレナリンの分泌
運動をすることで認知力、注意力、集中力等をあげてくれるドーパミンという物質が分泌されます。
気分が乗らないときは、何かと物事に対して集中しにくいものですが、ドーパミンの分泌はこの状況の改善に非常に効果的です。
気分が乗らない⇒集中できない⇒さらに気分が乗らなくなる
といった負のサイクルをドーパミンは壊してくれます。
また、ノルアドレナリンという気分を高めてくれる物質も運動によって分泌されます。
憂鬱さや無気力の改善にはもってこいの物質です。
③セロトニンの分泌
セロトニンというのは、三大神経伝達物質の一つで、精神の安定に大きく影響を与える働きをしています。
セロトニンが不足してしまうと、精神のバランスが崩れてしまい、暴力的になったり、ふさぎ込みがちになったりしています。
現代人の多くが不足していると言われているセロトニン。
運動によって、セロトニンを分泌させ、ストレス耐性のアップや精神状態の安定を図っていきましょう!
- 脳由来神経栄養因子(BDNF)
- ドーパミン
- ノルアドレナリン
- セロトニン
以上の4物質が運動によって分泌されることで、
- 脳の成長
- 認知力・注意力・集中力の上昇
- 気分改善
- ストレス耐性アップ
といった効果が期待でき、幸福度は増していきます。
習慣化しなくても大丈夫!
運動による効果を得ようと思ったら、毎日取り組んで習慣化しないといけない…
こんなイメージを持っていませんか?
実は、ペンシルベニア州立大学の運動の幸福効果を調べる研究によって、おもしろいことが明らかになっているのです。
こちらの研究では、被験者を次の4つのグループに分けました。
・定期的に運動をして、幸福度を測るテストの朝にも運動をしたグループ
・定期的に運動をしていたけれど、幸福度を測るテストの朝には運動しなかったグループ
・定期的に運動はしていないけれど、幸福度を測るテストの朝には運動をしたグループ
・定期的に運動をしていないし、幸福度を測るテストの朝にも運動をしていないグループ
これらのグループで、脳の機能と幸福度が良くなった順位として、
第1位:定期的に運動をして、幸福度を測るテストの朝にも運動をしたグループ
第2位:定期的に運動はしていないけれど、幸福度を測るテストの朝には運動をしたグループ
第3位:定期的に運動をしていたけれど、幸福度を測るテストの朝には運動しなかったグループ
第4位:定期的に運動をしていないし、幸福度を測るテストの朝にも運動をしていないグループ
という結果が出ました。
この研究の面白い点は、その日限りで言えば、定期的に運動をしている人よりも、その日の朝だけ運動を行った人の方が脳の機能・幸福度は高まるという点です。
普段、運動をしない方も、ここぞと気分を上げたい日は、朝に20分程度の軽い運動をすることをオススメします。
運動に加えて太陽光も浴びれる!
さて、ここからは完全な補足となっていくのですが、朝に運動をすることで、太陽光を浴びれるという大きなメリットも追加で受けることができます。
朝に太陽光を浴びることで、
- 体内時計のリセット
- セロトニン等の物質の分泌の促進
といった効果が期待できます。
特に、体内時計のリセットについては非常に重要です。
というのも、私たちの体には概日リズム(睡眠と覚醒、体温や血圧・脈拍の日内変動・ホルモンの分泌など)というものが備わっています。
しかし、この概日リズムの周期は、24時間ちょうどではなく、24時間数分~数十分と、地球の自転周期とわずかなずれがあるのです。
そして、このずれを放置したままにしておくと、睡眠の質の低下、ホルモンバランスや自律神経の乱れによる食欲不振や体調不良を引き起こしてしまいます。
私たちがこのずれを解消するために大切なことが、朝に太陽光を浴びることです。
朝に太陽光を浴びることで、体内時計がリセットされ、
- 睡眠の質アップ
- ホルモンバランスの安定
- 自律神経が整う
といった非常に健康的な効果が期待できるのです。
ぜひ、朝の運動とセットで、太陽光を浴びることを意識しましょう!
最後に
短時間で気分を改善できる方法として、朝の軽い運動というのをDaiGoさんの動画から紹介させてもらいました。
記事内でも触れているように、習慣化しなくても効果がみられるとのことなので、ぜひ普段運動しない方もトライしてみましょう!
また、気分の改善はしたいけど、どうしても朝の運動はしんどいという方は、夜寝る前にできる瞑想などを試してみて下さい!
