突然ですがみなさんは、ついつい暴飲暴食をしちゃうことってありませんか?
- 会社や仲の良い友人との飲み会で…
- ストレスが溜まっていてつい…
などと、何かをきっかけに私たちが暴飲暴食をしてしまうことはよくあります。
暴飲暴食自体もあまり良いものとは言えませんが、本当に問題なのはそれを繰り返してしまうことです。
みなさんの中にも、一度の暴飲暴食がきっかけで、そこから度々繰り返してしまうという経験をお持ちの方がいるのではないでしょうか?
そこで今回は、なぜ私たちが暴飲暴食を繰り返してしまうのか?についてと、暴飲暴食をチャラにする方法について解説していきます。
ついつい暴飲暴食を繰り返しがちな人は必見の記事ですよ!
そもそも暴飲暴食は悪いもの?
多くの方が、 暴飲暴食=悪いものというイメージを持っていることかと。
そして、その最たる理由は、暴飲暴食をすると太るからというものだと思います。
しかしながら、実を言うと、少しばかし暴飲暴食をした程度で、急激に太るということはありません。
それ以上に問題なのは、暴飲暴食が「炎症」のもとになるということです。
炎症が慢性的に起こると、細胞が傷つけられ、老化を早めることになるとともに、身体に様々な不調(だるさや倦怠感など)が長期的に現れてしまいます。
一度の暴飲暴食であれば、体内の炎症抑制機能によって炎症が抑えられるものの、度重なればなかなかそうはいきません。
つまり、暴飲暴食の良くない点は、冒頭でも述べたように『それを繰り返してしまうこと』にあります。
暴飲暴食を繰り返すから太る、暴飲暴食を繰り返すから慢性的炎症につながるのであって、暴飲暴食自体はさほど問題ではありません。
暴飲暴食を一度で止めればさほど問題ない…
それにも関わらず、私たちが暴飲暴食を繰り返してしまうのはなぜなのか?
以下、詳しく解説していきます。
暴飲暴食を繰り返してしまうのはなぜ?
暴飲暴食をした翌日は、「やってしまった…明日からは気を付けよう」、「二度と暴飲暴食はしないようにしよう」などと多くの方が自分の行いを反省することかと思います。
しかしながら、反省も空しく、連日暴飲暴食をしてしまうことは少なからずありますよね。
この理由は、 人は自分を責めれば責めるほど、そのストレスを発散するために、かえって誘惑に身をまかせるようになるからです。
暴飲暴食をする⇒反省する⇒ストレスが溜まる⇒ストレスを発散したい⇒暴飲暴食を繰り返すといった感じです。
そもそも、人間が自らの誘惑に打ち勝つ可能性は50%程度しかないと言われております。
つまり、コインを投げて偶然表(裏)が出る確率程度にしか、誘惑に打ち勝つことはできないのです。
どうです?想像よりはるかに低くないですか?
そのため、暴飲暴食をしてしまった際は、自分を責めて、そのストレスから好ましくない行動を繰り返すのではなく、自分を許してあげることも大事であると言えます。
ミシガン大学の研究
さて、ここでは暴飲暴食をチャラにする方法として、アメリカのミシガン大学が行った研究をご紹介します。
本研究では、21~26歳の健康な成人を二つのグループに分けて、1週間、いつも食べている量+30%程度の食事を続け、次のような行動をとってもらいました。
A、一週間で最低でも150分程度(まとめてではなく、1日20~25分程度)の散歩や軽いランニング、スクワットなど、マイルドな有酸素運動をしてもらう。
B、一週間、食べるだけで何もしない
実験終了後、全員の糖代謝と体脂肪のサンプルを分析し、炎症のダメージがどの程度起きているかを調べました。
その結果、どのようなことが分かったのか?
・エクササイズをしながら暴飲暴食をしたグループは、脂肪の炎症が全く確認できなかったうえ、糖代謝のダメージも0だった。
・エクササイズなしで暴飲暴食をしたグループは、体内の脂肪の炎症レベルが上昇した。
つまり、本研究から、暴飲暴食は一日わずか25分程度のマイルドな運動をするだけで、炎症及びダメージを防ぎ、チャラにできることが明らかになったのです。
※その他の研究で、定期的な有酸素運動でメタボの症状が改善されたとの報告があることからも、定期的な有酸素運動は暴飲暴食の悪影響全般のリセットに効果的だと言えるでしょう。
まとめ
暴飲暴食は一度だけならさして問題ない
⇒太る心配も炎症の心配もそこまでしなくてよい。
しかし、暴飲暴食が繰り返されると…
太る+慢性的炎症の原因に
〇暴飲暴食に対しての考え方
暴飲暴食を繰り返さないようにと、暴飲暴食をしてしまった自分を責めるのはNG
⇒更なるストレスから暴飲暴食に…
暴飲暴食をしてしまった自分を許してあげることを意識しましょう!
〇暴飲暴食のリセット方法
一日25分程度ののマイルドな有酸素運動を行う。
⇒メタボ、炎症ともに総合的な暴飲暴食の悪影響の改善に。
食べ過ぎ、飲み過ぎを責めるより、軽い運動を行ってあげることに意識を向けましょう!
朝の通勤時間に早歩きを取り入れるのも良いでしょう。