みなさん、こんにちは。すばるです!
突然ですが、みなさんは毎日3食きちんと食べていますか?
3食きちんと食べることは、昔から大切であると言われてきましたが、実は最近、たまには食事を抜いたほうが良いとの声も出てきています。
いわゆる、「プチ断食」ですね。
今回は、このプチ断食を取り入れた方が良いとされる理由を解説するとともに、プチ断食の効果についてご紹介していきたいと思います。
※ここでいうプチ断食は、1食から1日程度食事を抜くものだとお考え下さい。
〇この記事を特に読んでほしい方
・最近、どこかパフォーマンスが低下気味の方
・胃腸が疲れ気味の方
・断食って体に悪いんじゃないの?という方
・プチ断食について詳しく知りたい方
なぜプチ断食を取り入れた方が良いの?

さて、毎日、3食きちんと食べるみなさん。
みなさんは何時ごろにそれぞれの食事を摂りますか?
僕は大学のある日だと、朝食7時、昼食13時、夕食19時頃であることが多いです。
人によって食事の時間は差がありますが、多くの方がだいたいこのくらいの時間だと思います。
ここで注目してもらいたいのは、自身の食事間の時間です。
例えば、僕の場合、夕食から朝食の12時間を除けば、他の食事間の時間はどれも6時間となっています。
問題はこの食事間の時間が6時間であるという点です。
というのも、胃腸は、通常、ものを消化するのに7~8時間かかるとされています。
つまり、食事間の時間が6時間ということは、胃腸が休むことなく働き続けていることを意味しているのです。
いくら夕食から朝食までの間に休憩時間があるとはいえ、日中は常に働きっぱなし。
しかもお仕事と違って年中休みなし。
なかなかきつくないですか?
きついですよね…
そうなんです。胃腸だってお休みの期間が欲しいんです。
まして胃腸というのは、非常に敏感な器官。
身体の様々な不調は胃腸から現れることが多く、胃腸の調子が悪いと、免疫力の低下から身体の様々な場所に悪影響が現れていきます。
そんな胃腸にお休みの期間を作ってあげることで、身体の本来の機能を取り戻し、感覚を鋭敏にする。
それが「プチ断食」を行う目的です。
プチ断食を行うことで得られる効果

さて、プチ断食の目的が『胃腸にお休みの期間を作ってあげることで、身体の本来の機能を取り戻し、感覚を鋭敏にする』というのは、上でお話ししました。
そして、このプチ断食には多くの魅力的効果があるのです。
ここでは、その効果についてご紹介していきます。
①便秘改善効果
便秘の原因は様々なものがありますが、そのほとんどに共通するのは、腸の働きの低下です。
プチ断食をすることで、働き続けている胃腸を休ませてあげれるので、消化能力も元の正常な状態に戻っていきます。
加えて、人間というのは、空腹を感じるとモチリンという酵素が出ます。
このモチリンは、腸のぜん動運動を促進してくれるため、消化能力アップと合わせて二重で便秘改善に働いてくれます。
便秘に悩む方は、プチ断食を試してみるのも良いと思います。
②美肌効果
プチ断食にはデドックス効果があり、胃や腸の中の老廃物や毒素などをなくしてくれます。
そのため、胃腸がスッキリとし、血液もさらさらになります。
血液がさらさらになることで、血流が良くなり、体の隅々まで栄養が届けられるようになります。
結果として、肌にも十分な栄養が行き渡り、美肌効果が期待できるというわけです。
また、胃腸の状態が良くなることで、免疫力のアップも期待できます。
そのため、ニキビや肌荒れの予防にもプチ断食は効果的です。
③体の諸症状の改善
プチ断食は体の諸症状の改善にも効果的です。
まず、免疫力が高まることで、風邪や様々な病気の予防・改善に繋がります。
また、血流が良くなることや胃腸に集中していたホルモン等が他に向くことから、肩こりや腰痛の改善にもつながります。
加えて、全身の筋肉のコリが取れることから、身体的疲労の改善にも効果的です。
他にも、代謝ホルモンが活発になることで、冷えやむくみの改善、睡眠ホルモンの分泌が高まることで、睡眠の質アップなどプチ断食には嬉しい効果がたくさんあります。
最近、パフォーマンスが低下しがちと感じる人は、プチ断食を取り入れてみるのも良いかもしれません。
プチ断食を行う際の注意点

胃腸を休ませてあげることで、多くの効果が得られるプチ断食。
しかしながら、行う際にはいくつか注意しておかなければならないことがあります。
ここでは、プチ断食を行う際の注意点をご紹介します。
①予備断食期間を設ける。
みなさん、運動をするときは、いきなり運動ではなく、十分にストレッチをしてから行いますよね。
「プチ断食」についても同様です。
いきなりプチ断食を行うのではなく、プチ断食前に1~2日程度の予備断食期間(準備期間)を設けましょう。
これはいきなり運動すると怪我してしまように、いきなりプチ断食をすると体調を崩してしまうからです。
自分が実際に、プチ断食をする期間(1食なのかその日1日なのか)に合わせて、その前から食事の量を減らしていきましょう。
また、食事内容についても高カロリーなものや高脂質なものは控え、野菜やフルーツ、胃にやさしものを中心とした食事にしましょう!
「プチ断食」の効果を最大限に得るために、ぜひ予備断食期間も大切にしていきましょう!
②水分はしっかりとる。
予備断食期間、プチ断食期間ともに水分はしっかり摂るようにしましょう。
断食期間中というのは、食べ物から水分を摂取できないため、水分不足に陥りやすいです。
水分不足は熱中症の原因になるだけでなく、様々な不調の原因となります。
断食期間中は、いつも以上の水分補給を心がけていきましょう!
とりわけ、水分を摂ることでデドックス効果が高まり、上で挙げた効果も更に期待することができます。
③回復食をしっかり摂る。
プチ断食前に予備断食期間を設けたように、プチ断食期間後にはクールダウンの期間を設けてあげましょう。
というのも、断食を終えた後の胃腸というのは、何も入っていない状態です。
そのような状態で、いきなり大量に食べたり、刺激的なものを食べたりすると、胃は間違いなく荒れてしまいます。
そのため、プチ断食後は胃にやさしい回復食を食べてあげるようにしましょう。
具体的な回復食を表す言葉として、「まごわやさしい」というものがります。
ま:豆類、納豆、豆腐
ご:ごま、ナッツ
わ:わかめ、もずく、めかぶ、改装
や:野菜
さ:魚
し:しいたけ、キノコ類
い:芋。穀類
プチ断食後は、ぜひこれらの食品を中心に食べてあげましょう!
④好転反応について知っておく。
プチ断食をすると、頭痛やだるさ、下痢、眠気といった症状が現れることがあります。
これらは好転反応と呼ばれるものですが、名前の通り良い反応です。
というのも、これらの反応は、老廃物や毒素などを排出する過程で起きているものです。
そのため、これらの反応は、体の中がきれいになっている最中だと捉えるようにしていきましょう
なお、好転反応は基本的にその日から翌日には消えてなくなります。
(特に、好転反応はプチ断食を始めたての人に現れやすいです)
好転反応は悪い反応ではなく、良い反応。
このことはしっかり押さえておきましょう!
※これらの症状が数日にわたって続く場合は、病院の受診をオススメします。
⑤プチ断食をしない方が良いとき
プチ断食は、しない方が良いとき、してはいけない人が存在します。
具体的には、
- 仕事などが忙しいとき
- 薬を常飲している人
- 体重が非常に軽い人
- 高い栄養を必要とする人
(育ち盛りの子どもや妊婦)
などが挙げられます。
上で挙げたように、プチ断食は好転反応なるものがあるので、基本的には休日にリラックスできる状態で行うことをオススメします!
また、胃を休められない人や栄養やカロリーをきちんと摂らないといけない人は、プチ断食は行わないようにしましょう。
まとめ

1日3食きちんと食べるのは良いことだが、時として胃腸を疲れさせてしまう原因に…
・胃腸の疲れは様々な体の不調のサイン!
・免疫力の低下の原因に!
そのため、プチ断食で、胃腸にお休みの期間を作ってあげることで、身体の本来の機能を取り戻し、感覚を鋭敏にしよう。
加えて、プチ断食を行うことで、
- 便秘改善効果
- 美肌効果
- 体の諸症状の改善効果
・風邪や様々な病気の予防・改善
・肩こりや腰痛の改善
・身体的疲労の改善
・冷えやむくみの改善
・睡眠の質アップ
などの嬉しい効果がたくさん得られる。
〇プチ断食を行う際の注意点
- 予備断食期間を設ける。
- 水分補給はしっかり行う。
- 断食後は回復食を!
「まごわやさしい」 - 好転反応について知っておく。
断食中に頭痛やだるさ、下痢、眠気などの症状あり。 - プチ断食は皆に向いたものでない。
注意点には十分気を付け、ぜひ自分に合ったプチ断食を行っていきましょう!