みなさん、こんにちは。すばるです!
本日も「すばるのストレス講座」ということで、やっていこうと思います。
前回の第一回では、そもそもストレスって何?という部分やストレス反応の起こるメカニズムなどについて、お話してきました。

まだ見てない方は、ぜひこちらの記事も読んで頂けると喜びます。
さて、第二回となる今回は、「ストレスに対する考え方」というテーマでお話していきます。
ストレスに悩まされている方は必見ですよ!
ストレスは決して悪じゃない!
さて、突然ですがみなさん、ストレスという言葉からどのようなイメージを持たれますか?
おそらく多くの方は、
- 悪いもの
- 苦しめてくるもの
- 私たちに悪影響を与えるもの
といった感じのマイナスイメージを持ちますよね。
実は、ストレスを感じやすい人、ストレスの影響を受けやすい人ほど、ストレスに関してマイナスイメージを持つ傾向が強いです。
しかし、ここでみなさんに知っておいてもらいたいことがあります。
それが「ストレス=悪いものでは決してない」ということです。
もちろん、第一回の方で紹介したように、過度なストレスは身体に多くの悪影響を及ぼします。
しかし、適度なストレスであれば、悪影響どころかプラスの影響を及ぼしてくれることさえあるのです。
以下、詳しく解説していきます。
ストレスはエネルギーになる
ストレスは、よく「闘争・逃走反応」を引き起こすと言われます。
これは狩りをしていた頃に遡り、「ストレスを感じる」という本来の身体の仕組みを考えてあげれば、納得できると思います。
というのも、本来「ストレスを感じる」というのは、狩猟相手から身を守るための反応であったとされています。
狩りの時代、目の前に獲物が現れたとき、人間の脳は警戒態勢に入ります。
(これがいわゆるストレッサーを感じたときの反応です)
そして、獲物が自分より弱ければ「戦う(闘争)」を選択し、獲物が自分より強ければ「逃げる(逃走)」を選択してきました。
どちらの行動も非常にエネルギーを使う行動ですが、これらのエネルギー源となるのが「ストレス」です。
第一回でお話ししたように、ストレスを受けると、①ストレスホルモンの分泌、②交感神経の活性が身体の中で起きます。
これにより、
- 心拍数と血圧が上がり、より多くの酸素を筋肉に送れるように!
- アドレナリンの影響で、瞬時に動けるように!
- 活動モードへと切り替わり、意欲的に!
といった反応が起き、肉体をフルパワーに近い状態で動かせるようにしてくれます。
つまり、程よいストレスがあるからこそ、私たちはそれをエネルギーに頑張れるのです。
もちろん、平和な現代にあなたを襲う獲物はどこにもいません。
そのため、獲物と戦ったり、逃げたりするのにエネルギーを使うという状況は、まずありません。
しかし、ストレッサーは数多く存在しますよね。
このストレッサー全てがとまでは言いませんが、いくつかはあなたの仕事や家事を頑張るエネルギー源となっていることは間違いないです。
そう考えると、意外とストレスも悪くないって思いませんか?
ストレスは自分を成長させてくれる
第一回の方で、ストレスをバネに例えて説明しましたが、このバネ、しっかりと使ってあげることも大事なんです。
バネを程よく使ってあげることで、次第に強い圧力(ストレッサー)にも耐えられるようになっていきます。
※逆に、普段、全然バネを使うことなく突然強い圧力で押されたら、まず戻ることはできません。
つまり、程よいストレスは自分のバネを、心を成長させてくれるのです。
ストレス=すべて悪いものと捉えるのではなく、このストレスは自分を成長させてくれるものと捉えたら、気持ちはグッと楽に、ポジティブになっていきます。
前回の講座で、みなさんにストレッサーを書き出してみてほしいと言いました。
書き出したストレッサーは、果たして本当に全て悪いものなのでしょうか?
- 朝、降っている雨
- 上司との飲み会
- ママ友との食事会
- 数日後に控えたテスト
この中には、あなたに悪影響を与えているのではなく、あなたを強く、たくましく成長させてくれているものもきっとあるはずですよ!
本日のまとめ
「ストレス=悪いもの」という考えは今すぐやめましょう!
適度なストレスは、
- あなたの頑張るエネルギー
- あなたを成長させてくれるきっかけ
となってくれますよ!
ストレスを感じた際、「あー、ストレスだ…」とネガティブになる前に、このストレスがあるから頑張れる、成長できるとポジティブに変換してあげましょう!
ストレスに対する考え方を1つ変えるだけでも、今より生きやすくなること間違いなしです。
ストレスフリーを目指すのではなく、ストレスと上手く付き合える自分を目指していきましょう!