一日の終わりに壁に沿わせて足を上げる。
たったこれだけのことで、
- 足の疲れとむくみの解消
- 血流促進効果
- リラックス効果
- 消化機能の改善効果
などのたくさんの嬉しい効果を得ることができます。
柔軟性や筋力を必要とせず、非常に親しみやすいヨガポーズである「壁への足上げ」。
今回は、「壁への足上げ」のやり方のポイントと効果について解説していきます。
・座り仕事や立ち仕事が多い方
・足の疲れやむくみで悩んでいる方
・冷え性・肩こり・腰痛に悩んでいる方
・便秘や消火器系の不調を抱えている方
・寝つきが良くなく、睡眠の質に悩んでいる方
壁への足上げ:やり方のポイント

肝心の「壁への足上げ」のやり方をご紹介していきます。
読んで字のごとくですが、いくつか注意すべき点があるので、そこを押さえていきましょう。
まずは、「壁への足上げ」ということで、お尻を壁にできるだけ近づけて足をまっすぐ上に上げてください。
お尻を壁に近づければ近づけるほど、L字型の状態になり、腰や背中周りの緊張を解放しやすくなります。
ただし、注意点として、完全にお尻を壁にくっつける(直角に曲げる)のは、腰回りの循環を妨げる恐れがあるのでNGです。
できるだけお尻と壁を近づけつつも、数センチは壁から離してあげることを意識しましょう。
あとは腕を伸ばして脱力し、呼吸に集中します
ゆっくり息を吸い、時間をかけて吐き出すを繰り返し、リラックス状態に突入していきましょう。
時間については、15~20分が十分な効果を得るために必要な時間とされていますが、実際にやってみると、まあまあこのポーズしんどいです(笑)
そのため、できる方は15~20分を目安に行ってあげ、足がしんどいなと感じる方は1分からでも効果ありなので、無理せず行ってあげましょう。
20分以上の長時間の実践は逆効果になる恐れがあるので、オススメしません。
壁への足上げの効果
「壁への足上げ」によって得られる効果は多数存在しますが、ここでは代表的な効果を4つほどご紹介します。
- 足の疲れとむくみ解消効果
- 血流促進効果
- リラックス効果
- 消化機能の改善効果
①足の疲れとむくみ解消効果
「壁への足上げ」によって身体の中心となる軸が整い、身体のコリや張りをほぐしてくれる効果が期待できます。
特に、足からお尻周りの疲れを取るのに最適なポーズなので、一日の終わりに行ってあげることで足の疲れや不快感を解消できます。
また、「壁への足上げ」によって、腎臓から生じる循環トラブルの解消も見込めます。
特に、デスクワークが多い方などは足から心臓への循環が悪くなり、足のむくみが生じやすいので、足のむくみ解消も兼ねてぜひやってあげましょう。
脚痩せも期待できるポーズで、脚をスッキリさせたい方にもオススメなポーズです!
②血流促進効果
「壁への足上げ」によって、全身の血流が良くなります。
全身の血流が良くなることで、
- 疲労回復効果
- 代謝改善効果
- 肩こり・腰痛の緩和
- 肌がきれいになる。
- 睡眠の質アップ
などの嬉しい効果を得ることができます。
日常的な健康や美容の悩みは血行不良からきていることが多いです。
とりわけ、冷え性にお悩みの方は積極的に取り入れていきたいポーズになります。
③リラックス効果
足上げによる脳への酸素供給と深呼吸によって、心拍数が低下して弛緩反応を誘発してくれます。
結果として、副交感神経優位のリラックス状態に突入させることができ、不安やストレスの解消も見込めます。
現代人は緊張状態である交感神経優位になりやすく、この状態が睡眠の質低下に大きく影響していると言われています。
そのため、一日の終わりに行ってあげることで、日中の緊張状態から心身を解放し、深い睡眠が期待できるようになります。
特に、寝る前に不安やストレスに襲われ、なかなか寝付けないという人には持って来いのポーズです。
④消化機能の改善効果
「壁への足上げ」のポーズは腸の働きを良好にし、消化機能の働きを改善してくれます。
そして、継続的に行うことによって、栄養の吸収を助けるとともに便秘の改善が期待できます。
便秘を始めとした消化器系の悩みを抱える方は、ぜひとも取り入れたいポーズになります。
まとめ
お尻を壁にできるだけ近づけて足をまっすぐ上に上げる。
たったこれだけのポーズですが、「壁への足上げ」は今回紹介した効果を始めとするたくさんの嬉しい効果が期待できます。
柔軟性や筋力を必要としないこのポーズ。
ぜひ寝る前に毎日行ってあげ、心身を良いコンディションに導いてあげましょう!