今回は、スペンサー・ジョンソン著の『チーズはどこへ消えた?』を読み終えたので、書評の方をしていきたいと思います。
変化の多い現代にぴったりの本書。
新生活や今の自分に不安を覚えている方はぜひとも読むべき一冊です。
1時間で読めて10年間役に立つ!
個人的評価
・読みやすさ:☆☆☆☆☆
・興味深さ:☆☆☆☆☆
・オリジナル性:☆☆☆☆☆
・再読したい:☆☆☆☆☆
・知識:☆☆☆☆☆
総合評価:S
※あくまで個人的評価です。
総合評価についてはS~Dまでで評価しています
内容
〇目次
ケネス・ブランチャード博士による裏話
ある集まり シカゴで
物語 チーズはどこへ消えた?
ディスカッション その夜
この物語に登場するのはー
ネズミのスニッフとスカリー、
小人のヘムとホ―。2匹と2人は「迷路」の中に住み、
「チーズ」を探します。「チーズ」とは、
私たちが人生で求めるもの、
つまり、仕事、家族、財産、健康、
精神的な安定……等々の象徴。「迷路」とは、
チーズを追い求める場所、
つまり、会社、地域社会、家庭
……等々の象徴です。この一見シンプルな物語には、
状況の急激な変化に
いかに対応すべきかを説く、
深い内容がこめられているのです。
本物語は、ネズミの「スニッフ」と「スカリー」小人の「ヘム」と「ホー」が登場します。
- スニッフ:いち早く変化をかぎつける
- スカリー:すぐさま行動する
- ヘム:変化を認めず、変化に逆らおうとする
- ホー:うまく変化の波に乗ろうとする
上記のように、それぞれが異なる特徴を持つ2匹と2人。
「迷路」の中で「チーズ」を探す彼ら。
その物語からはきっとたくさんのことが学べるはず!
- 変化は起きる、変化を予測せよ
- 変化に素早く対応せよ
- 変化を楽しもう
- 進んで素早く変わり再びそれを楽しもう
自分の人生は、
自分しか変えられない。
感想
非常に読みやすく、それでいて深く考えさせられる一冊だなという感想を持ちました。
一ページあたりの文章量が少なく、かつ94ページという短さのため、1時間程度あれば十分読み切ることができます。
そのため、普段あまり本を読まない方も気軽に読むことができるかと思います。
それでいて、
- 「現状を変えるにはどうすれば?」
- 「今の自分は何をすべきか?」
といったことを非常に深く考えさせられました。
以下、自分自身が本書を読み、特に考えたことをまとめていきます。
1、変化を恐れない
変化というのは多くの人が恐れるものであり、僕自身も変化を恐れることは度々あります。
しかし、変化を恐れていてはいつまでも結果は手に入らず、いずれ破滅を迎えてしまいます。(本書で、変化を恐れていたヘムが戻りもしないチーズをいつまでも待ち続けていたように)
変わらなければ破滅することになる
- 転職をする。
- 新しく何かを始める。
- 今までとは違う目標に向かって生きる。
などなど、これらの変化には恐怖が付き纏ってくるものです。
そんなとき、変化を恐れずに一歩前に進む勇気を持てれば、今よりもっと素敵な未来に辿り着くことができるのだと考えました。
2、恐怖を乗り越えた先に楽しいがある
変化に恐怖はつきものだが、恐怖を乗り越えた先にこそ楽しいものがある。
これは本書を読んで改めて気付かされたことのように思います。
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
本書であれば、ホーが「もし、チーズを見つけられなかったら餓死してしまう」と恐怖を抱く場面がありましたが、結果としてホーは、その恐怖を乗り越えた先に新しいチーズを見つけるという楽しいことに辿り着きました。
変化を迎えようと恐怖に直面したときは、「この先に楽しいがある!」と自分を奮い立たせるのも良いと思います。
3、変化は起きる、だから変化を予期せよ
自ら変化を選択する場面はもちろんだが、これからの時代、変化は絶えず起き続けていく。
だからこそ、大切になってくるのが、
- 予め変化は起きるものだと心構えておくこと
- そのうえで、小さな変化に敏感になっておくこと
だと学びました。
早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
変化の多い現代だからこそ、このことは常に心に留めておく必要があると思いました。
その他にも、たくさんのことを考えさせられ、学ぶことができる本書。
このような感想も寄せられています!
最後に、本書をオススメしたい人を紹介して終わろうと思います。
〇本書をオススメしたい人
- 大学生
- 新生活に不安を感じる方
- 挑戦するのが苦手・怖い方
- 変化を恐れ、現状維持に甘んじてしまう方
- 今の自分に不満があり、大きく変わりたい方
このような人はぜひ本書を手に取って読んでみてください。